農大日記

2018年9月3日

作物コース実習風景(8月下旬)

1.現地研修
 8月22日に大山町の梅実農場、(株)諸遊農場、入江農園に現地研修に行きました。3農場とも農業大学校の卒業生や研修生が経営者や従業員として活躍している農場です。学生が、卒業後に農業法人等に就職するとどのような仕事をするのかをイメージできるように研修を行いました。それぞれの農場で農業を仕事とすることの心構えや必要となる資格などを教えていただいたほか、施設や機械、田んぼや畑を見せていただき、具体的な仕事内容などを教えていただきました。学生たちも卒業後の姿を具体的に考えられるようになり、良い刺激になったようです。学校に戻ったら、さっそく資格取得を申し込んでいました。
 
 
 

2.稲刈りの準備
 9月に入ると稲刈りが始まります。稲刈りに向け2年生がコンバインの点検、整備を行いました。説明書を見ながら、エンジンの動力を各部に伝えるVベルトの摩耗や張り、バッテリー、電気系統、クローラー(キャタピラー)の張り、チェーンの張り、刈り取りの刃の欠けや隙間の有無などを点検し、不適切な個所は調整をしました。また、エンジンオイル、オイルフィルター、燃料フィルター、ミッションオイルなどの交換も行いました。そのほか、コンバインを運搬するトレーラーに積載してみたところ、目印となるものが無く難しいとの意見が出たため、対策を話し合い運転手から見やすい位置に目印となる白いラインを引きました。1年生は初めてのコンバイン操作になるので、まずはグランドで練習を行いました。
 

 
  
 

3.けん引免許の取得
 1年生は夏休み明けからけん引免許の取得に向け、練習しています。トレーラーを引っ張っているため曲がるときには通常よりも大きく回らないと脱輪してしまいます。また、バックする時には曲がりたい方向とは逆方向に一度ハンドルを切らないといけません。難しいことがたくさんありますが、資格取得に向け練習に励んでいます。9月7日が試験です。合格できることを祈っています。頑張れ1年生。
 

4.耕うんの技術競技
 作物コースでは、耕うん技術の向上を図るためコース内で独自に競技会を実施しています。面積やトラクターの作業速度は同じ条件で、10アールの区画を耕うんできるまでの時間を競います。作業時間を競うため、移動や方向転換をいかに早くできるかがポイントになります。ただし、審査員がチェックしていて耕うんできていない個所があるとやり直しとなるため、丁寧さも必要となります。2年生は昨年より大幅にタイムが短くなっていて、成長を感じました。
 

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