ズワイガニの解禁を前にトロール(底引き)調査を行いました。
今調査の目的は11月に解禁となるズワイガニ漁を前に、資源量推定の資料とするためです。
調査は4航海にわたり行いましたが、そのうちの1航海の様子を紹介します。
調査は200m~500mの水深帯で着底網を30分間曳いて行います。
揚網すると写真のように様々な底もの魚が入網します。
捕れた魚はその場で選別してゆきます。
ターゲットはズワイガニですが、この網では他にもアカガレイ、ホッコクアカエビ、トゲクロザコエビ(ガラモサ)等が捕れました。
ズワイガニはオスであれば甲幅、爪幅、堅ガニ水ガニの別、重量を測定。
メスであれば甲幅、外子の状況、重量等を船上で測定し記録します。
もちろんズワイガニ以外の漁獲物も体長や重量等を記録し、以後の資料とします。
写真はアカガレイの体長を計測しているところです。
因みに今回は少し珍しいこんな魚も入網しました。
一見、リュウグウノツカイかと見間違えそうですが、この魚はサケガシラという魚で、たまに本船のトロール網に入網します。まだ生きていましたので、すぐに海に帰してあげました。
今回の報告は以上です。
今期のズワイガニ漁の安全と大漁を願っています。