前回は、屋根に板を張ったところまでを紹介しました。
その後は、下屋根に瓦を葺く(ふく)作業を体験しました。
今回行ったのは、「引掛け桟瓦葺き(ひっかけざんかわらふき)」です。名前の通り、桟木に瓦を引っ掛け、釘で固定する施工方法です。そして、「瓦を葺く」という言葉は、瓦を施工するという意味です。
施工したのは一部分ですが、瓦を葺くというものを経験できました。
屋根の施工後は、家屋の中の作業にかかります。
まずは仮筋交を本筋交に変え躯体の補強をしていきます。
1階の床の施工です。
土台、大引き(おおびき)という横架材に根太(ねだ)を取り付け、板を敷いて荒床(あらどこ)ができます。
これは、和室の畳の下に敷かれる座板というものです。
1階のこの部屋は、6畳の和室です。
実習の最後には板の上に畳を敷く予定にしています!
そして、窓と玄関のサッシを取り付けました。
和室のサッシには、敷居(しきい)と鴨居(かもい)を、洋室には楣(まぐさ)、窓台(まどだい)と言うサッシの下地を取り付けます。
洋間のサッシ窓の下地でも上と下で名前が違います。
建築用語ってとっても多い!
ここまでで、完成した家の中がどんなふうになるのか、なんとなくイメージしやすくなってきたと思います。
外壁など、まだまだ作業は続きますが、訓練生は寒さに負けず黙々と頑張っています!!