防災・危機管理情報


2019年9月2日

稚ガニ(桁網)調査を行いました!

桁網による稚ガニ調査を行いましたので、ご紹介します。

本調査は今年度から新たに取り組む調査で、ズワイガニの資源状態や、漁模様の将来予測のため、稚ガニ(甲幅4センチ程度)をターゲットとするものです。

調査海域は稚ガニが多くいるといわれる点の一つです。(隠岐の島の南東)

新規調査ということで、漁具の桁網も新調しました。(桁枠幅5メートル、桁枠高0.8メートル、網全長15メートル)

桁網全体像

カレイの調査で小さな桁網は使っていますが、このサイズの桁網は乗組員一同初めてですので、試行錯誤をしながらの操業となりましたが、10分間海底を曳いて網を揚げると小さなズワイガニやカレイ類が沢山捕れました。

曳網

漁獲物

何も入らなければ漁具の調整が必要でしたが、その必要も無さそうで一安心です。

漁獲物を選別すると甲幅2センチ程のズワイガニがいました!

稚ガニ

甲幅約2センチ

ズワイガニのトロール調査で沢山のズワイガニを見ましたが、こんなに小さなズワイガニを見るのは私も初めてです。

捕れたズワイガニは雌雄別で分けられ、各操業点毎に冷凍保存し、水産試験場で詳しく調べられます。

本調査が軌道に乗り、良い情報を漁業者の方に提供出来ると良いですね!

 

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