3連戦の様子です。
10月29日:賀露地方卸売市場
ソデイカ(あかいか)、サワラ、ヒラメ等を測定しました。
ソデイカは、小型個体が見られるようになり、12月までは少量ながら続きそうな雰囲気があり、少し安心しました。
ヒラメは、潜行板の曳縄釣での漁獲が目立ち、サイズは全長30-40cmが主体でした。
ビシマによる曳縄釣でのサワラは尾叉長70cm台の2-3kgサイズが主体でした。
一本釣、刺網でヒラマサが漁獲されています。ヒラマサの小型サイズは例年より多いです。なお、活魚の小型サイズはハマチ(ブリの若魚です。
そのほか、釣では2.5kgですが、クエが揚がっていました(31日も同サイズが1尾あり)。
潜水では、主にサザエを漁獲していました。
10月30日:淀江漁港
トラフグが揚がっており、小型定置網のマアジも測定ができていなかったので、淀江に赴きました。
トラフグは全長60cm超える(見た感じだと5kgUP)もいました。マアジは「小」銘柄主体でした。
サワラは、この時期にはあまりないのですが、刺網でも2-3kgサイズのサワラサイズが漁獲されていました。曳縄釣では5kgUPの3歳魚も混じっていました。
10月31日:賀露地方卸売市場
夏泊、泊の小型定置網が、10月5日の台風19号の被害から再建し、昨日から漁を再開。これを祝うかのようにマアジ、しかも大型主体が数多く水揚げされました。
漁場にはカタクチイワシの稚魚~小型魚がいるとのことで、良いプロポーションでした(シラスを食べているなら脂も乗ているはず)。
ただ、厄介者のメジロザメ属の大型サメも入網していました。迷惑なことに、夏にいたサメがまた鳥取沖に帰ってきたようです。
マアジ以外では、マサバ、アカカマス、サワラ等が揚がっていました。
【おまけ】賀露の沖合底びき網ではマダラが多く揚がっていました。漁獲の多い船では、小型サイズの加工用マダラを500Lタンクのスラリーアイス仕立てで出荷していました。鮮度もよくなるし、魚箱の節約=廃プラ削減にもなる、こういう出荷形態がこれから進むべき形の一つなので、漁業者が継続する意欲を落とさないよう、少しだけでもいいので高い値段をつけてほしいものです。