現在、果樹コースには1年生5名、2年生2名、研修生4名が在籍しています。二十世紀ナシについては、1人が1本ずつ担当樹を年間管理することで、自分のした作業が、のちにどのような影響を与えるかを学んでいます。
5月上中旬は、二十世紀ナシの摘果、小袋かけ、ジベレリンペースト塗布を行いました。特に摘果は、集中力と体力を要することに加え、思うようにペースが上がらず、初日から「つらい」「しんどい」という声が多数あがりました。同時に、このようなきつい作業に日々従事する農家を思い、「農家はすごい」という感想をもった学生もいました。
〈摘果〉5月上旬には小さな果実がたくさん着いた状態になっています。大きく美味しいナシをつくるため、きれいな果実を見極めながら残し、その他の果実を落として、適正な着果量としていきます。
〈小袋かけ〉二十世紀ナシはキレイな肌(果面)が特徴です。小袋をかけることで、農薬や雨滴、風から果実の表面を保護します。
〈ジベレリンペースト塗布〉果実の軸の部分に、塗布します。熟期促進の効果があり、収穫時期の労力分散を目的として使用します。