ミズワタクチビルケイソウは北米原産の藻類で、日本への移入の経緯は不明です。近年、国内各地への分布拡大が懸念されており、県内河川においても本種の発生が確認されています。
本種が繁茂すると、水中で綿状の群落を形成するため、アユの餌となる付着藻類の生育や、水生昆虫の生息が妨げられるおそれがあります。
本種は濡れたままのウェーダーや漁具等を介して他水域へ拡散する可能性があります。拡散を防ぐために、河川で使用したウェーダーや漁具等は殺藻するようにしましょう。
〇殺藻方法
・濃度5%以上の食塩水に1分以上浸ける。
・60℃以上のお湯に1分以上浸ける。
・漁具等の水気を切った後、50%以上の濃度のエタノールを噴霧する。
写真1 ミズワタクチビルケイソウが繁茂している様子
写真2 石の上に繁茂したミズワタクチビルケイソウ(水中写真)