ベニズワイガニの2020年漁期が6月で終了しました。皆さま、お疲れ様でした。
少し前ですが、新潟船籍のベニズワイかにかご漁船から魚体購入を行いました。その際、水産庁の甲幅チェックに遭遇し、チェックする道具を見せていただきました。
甲幅の最大部分が当たるよう幅を持たせた形で、甲幅が90mmあるかどうか簡単にチャックできるように作られていました。
【おまけ】
帰り道に沿岸漁船の基地である中野船溜まりに寄りました。
5月の解禁から1カ月経ち、小型底びき網は、沖合域でキダイ、ウマヅラハギ中心に漁獲していました。なお、漁場が例年より沖合ということもあり、漁期序盤の主要魚種の一つであるナガレメイタガレイは30kg程度と少ないとのこと。
特記事項としては、ツキヒガイに寄生するカツラガイが多い(15枚中5枚は寄生)との漁業者からの情報がありました。ちなみに、カツラガイはツキヒガイの殻に穴をあけ、体液を吸います。沿岸の二枚貝を食べてしまうツメタガイとか、イワガキの稚貝を食べてしまうレイシガイのように食い殺すのではなく、殺さず寄生。ちょっと恐ろしい。
あと久々にウチワエビを見ました。
すくい網はヒイラギ(えのは)とマアジを獲っていました。ヒイラギ獲るんですね。