7月13日に淀江の市場調査におじゃましました。
この日は、定置網のマアジが大量で、大、中銘柄を中心に約200箱の水揚げがありました。
また、境総合技術高校の生徒さんが実習に来られており、定置網の水揚げや選別作業を行っていました。
マアジは、沖合を回遊する「クロアジ型」と沿岸の瀬についている「キアジ型」が存在します。どちらも同じマアジですが、体形や体色、さらには食味も異なります。クロアジは体高が低くほっそりとしており、その名のとおり体色は黒味を帯びています。キアジは体高が高く黄色味を帯びており、脂ののりも良好で、この時期は大変美味ですので、ぜひ、ご賞味ください。
さて、この沿岸の定置網で獲れるマアジは30cm以上の大きなサイズが多く、ここまで大きくなるには何年かかるのだろう、と漁業者の方も疑問を持たれていました。
栽培漁業センターでは、一部のマアジを買い取りさせていただき年齢や成長について調べていきます。
7月14日は、賀露の市場調査を行いました。
小型底曳網(小底)の漁獲物が多く水揚げされていました。
ヒラメの測定や、ムシガレイ(モンガレイ)の測定を行いました。
活魚水槽にはメイタガレイ(ホンメイタ)が入っていました。右下の写真は、ナガレメイタガレイ(バケメイタ)とメイタガレイ(ホンメイタ)の両種が入っています。非常に良く似ていますが、鱗の形状や有眼側の斑紋などで区別します。私も、まだまだパッと見分けることができません。。