沿岸もの市場日記

2021年10月01日

2021年10月1日賀露

ヒラメ2

今日のヒラメ測定の際に、放流魚でヒレカットの痕跡が残る大きなヒラメを見つけました。

貴重なサンプルとして買い取りをさせていただき、栽培漁業センターに持ち帰り測定や耳石の摘出を行い、今後のヒラメ放流事業のデータを取得します。上の写真の左上の黒くなっている部分(背鰭の付け根)がヒレカットをして放流後に組織が再生したところです。

キハダマグロ

また、泊の定置網では珍しくキハダマグロが数本水揚げされていました。

キハダマグロは主に太平洋側に分布し、日本海では稀な魚ですが、近年、島根や石川などでも漁獲の報告があがるようになりました。特徴としては、胸鰭が長く第二背びれまで達することや、尻鰭や体側が黄色いことが挙げられます。

他に定置網で漁獲されるマグロ類として、ヨコワ(クロマグロの幼魚)やコシナガマグロがあり、特に幼魚期はよく似ています。

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