今日のヒラメ測定の際に、放流魚でヒレカットの痕跡が残る大きなヒラメを見つけました。
貴重なサンプルとして買い取りをさせていただき、栽培漁業センターに持ち帰り測定や耳石の摘出を行い、今後のヒラメ放流事業のデータを取得します。上の写真の左上の黒くなっている部分(背鰭の付け根)がヒレカットをして放流後に組織が再生したところです。
また、泊の定置網では珍しくキハダマグロが数本水揚げされていました。
キハダマグロは主に太平洋側に分布し、日本海では稀な魚ですが、近年、島根や石川などでも漁獲の報告があがるようになりました。特徴としては、胸鰭が長く第二背びれまで達することや、尻鰭や体側が黄色いことが挙げられます。
他に定置網で漁獲されるマグロ類として、ヨコワ(クロマグロの幼魚)やコシナガマグロがあり、特に幼魚期はよく似ています。