15日は網代で5隻の入港がありました。網代は親ガニ主体で漁獲している船が多く、約60,000枚の水揚げがありました。
資源が厳しい状況ではありますが、少しずつ、水揚げが安定してきたような気がします。お話しを聞いていると、各船漁場が違い、必死に漁場探索されているから毎日水揚げがあるのだと、感謝の思いでした。
17日は網代で2隻、賀露で4隻の入港がありました。
鳥取県の比較的大きい番手の松葉がにには、船名が書かれた紅白の統一タグが付けられています。一方、一番小さい番手の松葉がにには、紅白の統一タグは付いていませんが、船ごと工夫が凝らされたタグが付けられています。
いつも丁寧にお話ししてくださる漁師は、写真のように漁場が分かるタグを付けています。おかみさんにお話しを伺うと、網代沖で獲れたものでない場合は、絶対にタグは付けないとのこと。きちんと選別されており、ブランドですね。
測定途中で鳥取県境港水産事務所に所属する漁業取締船「はやぶさ」の皆さんに会いました。サイズ違反等ないかしっかり確認されていました。また、関係者と話しを交わしながら、状況確認しておられ、大変なお仕事だと思いました。これからも指導等よろしくお願いしますという思いです。
賀露は網代とは違う漁場で操業されており、親ガニも松葉がにも沢山水揚げしていました。しかし、状況は厳しいです。出港してから帰港までの日数が長くなり、疲れも相当だと思われます。これから少しでも海況に恵まれて、一日でも多く安全に漁ができるように祈るばかりです。
測定前よりもきれいに見えるように札を見えるようにしたり、シートを掛け直したり、細心の注意を払いながら、測定させていただきました。五輝星を6枚水揚げされている船もありました。
22日は境港で2隻の入港がありました。3時半に屋上駐車場に到着すると、ちょうど一隻出港したところでした。これから時化が予想されているのに出港です。凄い気迫です。何としても残り1隻にはお話しを聞きたいと思い、屋上の駐車場から走って市場に向かいました。
岸壁に着くと船長発見。知りたい情報全てを語って下さりました。ハートフル・ウオーミングな対応に感謝です。
この後、198枚測定することが出来ました。落ち着いて測定に専念することが出来ました。汗だくでした。もちろん測定の際は、水温・塩分に注意し、異変がないか確認しています。水槽トラブルなどないように、せめて市場調査のときだけでも、このような作業が行えたらと思います。
そのほか、沿岸ものでは、境港の小型底びき網漁船が3隻水揚げされていました。今日はキダイが無かったので、いつもより、浅めで操業されていたようです。マダイ、カワハギ、アオハタ、アカヤガラ、ツキヒガイなどが獲れていました。
べにずわいがにかにかご漁船は2隻水揚げしていました。1隻は大銘柄含めて7銘柄と水揚げ量も多かったです。大Bは甲幅が14.6cmもありました。
旋網漁船は1隻水揚げしているところでほとんどがブリでした。フォークリフトでブリがたくさん入った1tタンクごと持ち上げ、きれいに並べて行きます。活気にあふれた境港です。