防災・危機管理情報


2022年5月18日

2022年5月16日 沖底市場日記@網代・賀露

    ハタハタとアカガレイの測定を目的に網代港地方卸売市場に向かいました。本日は沖合底びき網漁船1隻の入港でハタハタとアカガレイ、エテガレイがメインの水揚げです。
 ハタハタは発泡箱130箱、4から5番規格サイズが入ったコンテナ箱75箱の水揚げがありました。
コンテナ箱で出荷することで、発泡箱代にかかる経費の削減が望めることや加工業者等のニーズに合わせた形で出荷がされています。近年、燃料代の高騰等で経費がかさむ中、漁業者は影ながらコスト削減に向けた取組を進めておられます。
アカガレイは300箱の水揚げです。全規格(1から11番)が水揚げされており、中でも3から5番の体長28-35cmの規格が多かったです。他にもアカエビやモサエビの水揚げもありました。

ハタハタ コンテナ箱

アカエビ モサエビ

 この日は賀露地方卸売市場にも4隻の入港がありました。ハタハタは全体で2000箱、アカガレイは1500箱と漁協上屋の端から端まで、箱が並んでおり活気に満ち溢れていました。今回は魚体測定器具(デジマチックノギス、統計処理用プリンター)の試行を兼ねてエテガレイを測定させて頂きました。

沖底船 セリの風景

測定風景

 慣れない手つきで測定を行っている、この人物ですが、4月から水産試験場に配属になりました私、藤原と申します。水産試験場では沖底関連の担当となりました。市場関係者、漁業関係者の皆様には調査の際にいろいろとご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、皆様に有益な情報をお届けできるよう努めますのでよろしくお願いします。

 沖底ものをひととおり確認した後、沿岸ものの水揚げ状況も確認しにいきました。最近になって獲れ始めた、白いかやトビウオなど、初夏の訪れを感じさせる漁獲物が並んでいました。珍しいところでは、イシモズクと思われる、近年、あまり市場には出回らない海藻が出荷されていました。

シロイカ トビウオ

イシモズク

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