本日は、賀露地方卸売市場にニギスとソウハチの市場測定に向かいました。4隻入港でアカガレイ、ソウハチ、ハタハタ、ニギスがメインの水揚げです。ニギスは4隻で860箱、ソウハチは1160箱の水揚げがありました。ニギスは体長15から20cm、ソウハチは規格が13番手、14番手の小型のサイズ(全長18から22cm)が主体となっていました。
少し前の話にはなりますが、今週の日曜日(5月22日水揚げ)はソウハチが4隻で3000箱とさらにまとまった水揚げが揚がっておりました。その際はソウハチを購入させて頂き、成熟状況や胃の内容物などの精密な測定を行っています。
ソウハチは胃の中にいっぱいのアミエビを食べている個体がありました。
他にはアカムツやクロザコエビ(もさえび)、トゲザコエビ(がらもさ)、活エビ(おにえび、もさえび等)などが水揚げされていました。
沿岸ものの水揚げ状況も見にいきました。ツクシトビウオ、ホソトビウオ(角あご、丸あご)は好調な水揚げが続いているようです。白いかはまだ本格的に量が揚がっているといえませんが、1立ての大剣サイズも見られ、1隻で10箱程度水揚げしている船もありました。他にもマゴチやキジハタなどが活魚で出荷されていました。
今後は水温も上がり、沿岸漁業では白いかの漁獲が本格化してくる時季です。当試験場では来月はシロイカの漁場探査を予定しており、結果はまたご報告させて頂きます。