本年度も4月から7カ月が経ちました。
7月以降の土木システム科の訓練状況を紹介します。
7月~8月
天神川河川敷の広い範囲での測量訓練を開始し、実際に測量したデータをもとにCADで図面作成を行いました。
また、中部建設業協会様主催の舗装実習に参加させていただき、舗装作業について体験したり、
6月の建設コンクリート材料実験で作成したコンクリート供試体の強度確認を行いました。
天神川での測量状況です。4月からのセンター内での訓練の成果が活かされます。
舗装実習状況です。アスファルトの舗設作業について体験しました。
6月のコンクリート材料実験で作成したコンクリートの供試体の圧縮強度を試験機で確認しています。
供試体は様々な状況下で保存したものを用い、強度発現の違いを確認しました。
9月
測量等の訓練を引き続き行いながら、企業派遣研修を行いました。
人工衛星からの電波を利用して行う測量(GNSS測量)や、小型移動式クレーン運転について講習を受けました。
また、ICT(情報通信技術)を利用した砂防工事の現場見学を行いました。
派遣先の企業にて、測量作業をさせていただきました。
企業派遣終了後は、訓練生に企業派遣研修の発表を行っていただきました。
実際の業界の仕事を体験することで、訓練生にとって貴重な経験となりました。
GNSS測量講習の様子です。衛星からの電波を利用して測量を行っています。
小型移動式クレーンの運転講習状況です。障害物にあてないよう慎重にクレーンを操作します。
砂防工事の現場見学です。ICT施工による工事状況を見学しました。
ICTを利用すると施工が早くなったり、完成形が現場従事者間で共有できる等の利点について学びました。
訓練生が作成した図面をもとに天神川河川敷に丁張(構造物の目印)を設置しました。
訓練生が測量作業についてかなり上達していることが感じられます。
10月
天神川での測量が完了し、センター内での測量訓練を引き続き実施することで、訓練生の測量技術の熟度を高めていきました。
また、国土交通省が進めている魅力ある建設現場を目指す取組「i-Construction※(アイ・コンストラクション)」について、講習を受けました。
※「ICT(情報通信技術)の全面的な活用(ICT土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図る取組。
さらに鳥取県測量設計業協会様主催の郷土づくりシンポジウムに参加させていただき、ドローンについて学びました。
センター内で測量訓練を行っています。(写真がグラウンド)
i-Construction講習の受講状況です。ICT工事で利用される3次元の設計図面の作成体験を行っています。ICT施工への興味が深まりました。
郷土づくりシンポジウムでのドローンの講習状況です。この後、実際に操作させていただきました。