当院のNICUに入院された患者さんへ
当院では、下記の調査研究を実施しております。
本研究の対象者に該当する可能性のある方で診療情報等を研究目的に利用または提供されることを希望されない場合は、下記の問い合わせ先にお問い合わせください。
1 研究課題
早産児ビリルビン脳症の症例対照研究
2 本研究の目的
早産児ビリルビン脳症は、超低出生体重児の生存率が改善するにつれて、発症者が増加していると推定されます。現在まで、早産児ビリルビン脳症の発症に関与するリスク因子の研究は殆ど行われていません。また、光療法は早産児ビリルビン脳症の予防として重要な治療法ですが、その妥当性に関する研究も不十分です。本研究の目的は、1) 早産児ビリルビン脳症のリスク因子を明らかにすること、および2)早産児ビリルビン脳症の症例における光療法の妥当性を検証することです。本研究によって早産児ビリルビン脳症のリスク因子が解明されれば、その予防をより適切に行うことにつながります。また、光療法の妥当性の検討は、合理的な黄疸管理法の解明に有用です。
3 調査研究期間
倫理委員会承認後から 2027 年 3 月 31 日まで
4 研究の方法
- 対象となる患者
当院NICUに入院された方
- 利用する情報
性別、新生児期の合併症、総ビリルビン値、案バウンドビリルビン値、光療法施行日数および施行期間
5 試料/情報の他の研究機関への提供および提供方法
研究データは、愛知医科大学小児科学講座に提供しますが、加工を行い、個人名を含まない形式での取り扱いと致します。送付先でもパスワードによって研究責任者が管理するUSBメモリに保管し管理されます。
6 個人情報の取り扱い
利用する情報は患者を直接特定できないよう加工を行い、厳重に管理します。
また、研究成果は学会等で発表の予定ですが、名前など個人を特定するような情報が公表されることはなく、個人情報は守られます。
7 資料の保管について
研究データは本研究の終了から5年を経過した日又は当該研究の結果の最終の公表から3年を経過した日のいずれか遅い日まで保管します。保管期間終了後は、紙媒体に関してはシュレッダーで裁断し廃棄します。その他媒体に関しては、個人情報に関することが外部に漏れることがないようにしたうえ、適切な方法で廃棄します。
8 本研究の資金源(利益相反)
本研究に関連し開示すべき利益相反関係にある企業等はありません。
9 お問い合わせ先
鳥取県立中央病院 電話0857-26-2271(代表)
研究責任者 小児科 田村 明子