ジョイント栽培を進めるなかで、電動農機具の利用によって軽労化して、誰でも取り組みやすい果樹栽培を目指しています。さらに、近年「スマート農業」への関心が高まっていることも追い風に、様々な機械の開発が進んでいます。
今回は、(株)マキタ様、(株)田淵金物様にご協力いただき、電動農機具の実演会を開催しました。これからの農業を担っていくであろう本校学生はもちろん、倉吉農業高校の生徒さんにもお越しいただき、一緒に勉強しました。
アタッチメントを付け替えるだけで、草刈・枝切り・ポンプなど様々な用途に使用できる機械もありました。また、マキタは多種多様な機械を開発していますが、できる限り同じバッテリーで使用できるように設計されており、この点も魅力的でした。
様々な機械の操作を体験させていただきました。「いつも使っている刈払い機よりも軽い」「電動の運搬車は、力要らずで、デコボコした道も走りやすい」と、感動の声が聞かれました。個々の学生で好みの機械はそれぞれでしたが、気に入った機械について、「先生!これ買ってください!」と、購入意欲が増している様子でした。
農高生や、モンゴルからの研修生(※約1か月間、本校野菜コースで研修中)にも体験いただきました。
果樹コースでは、来年度以降、このような電動農機具を少しずつ導入できればと考えています。女性をはじめ、誰でも省力的に取り組める、未来の農業について勉強する機会になればと思います。