防災・危機管理情報


2022年11月28日

2022年11月25日賀露地方卸売市場

 本日、賀露市場には沖底船4隻の入港があり、松葉がに1,850枚、親ガニ38,500枚、ヒレグロ135箱(木箱)の水揚げがありました。

セリ場 セリ場2 
 この日も大型サイズの松葉がにが揚がっており、6枚の松葉がにが「特選とっとり松葉がに五輝星」に選定されていました。一番大きいサイズは甲幅162mm(重量1.72kg)で今漁期始まってからの最大サイズと思われます。

五輝星 五輝星1.72kg
 漁場については、大型の松葉がにを求めて水深220mからより深い水深帯(水深700m台まで)で操業を行っており、地形の変化、瀬の際を狙って網を曳くなど、親がにも同様になかなか容易に漁獲できるというわけではないのが現在の状況のようです。
 メスも甲幅100mm近い大型の親がにがいました。また、深場で操業を行っていることから、エッチュウバイ(白バイ)よりも深場に生息し、大型になるオオエッチュウバイ(分布水深700-900m)も水揚げされていました。

親ガニ オオエッチュウバイ
 ヒレグロは木箱で出荷されていました。ヒレグロは今年度から魚体購入して精密測定を行っていますが、胃内容物はゴカイ、クモヒトデ、エビ類等の底生生物を主に捕食しています。

ヒレグロ ヒレグロ胃内容
 今回、新たな発見として甲幅3mm台のズワイガニと思われる稚がにを捕食している個体もありました。

ズワイガニ稚ガニ


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