明日は寒いです、と何度その前夜の天気予報で聞いたことでしょう。
その日には外出の用事がありましたから、モコモコの姿で出勤した記者。それで正解でした。
12月14日の朝、音もたてずに降る雪は2時間のうちにすっかり日野郡に粉砂糖をふりかけてしまいました。
(同乗者の運転する車中から撮影)
11月にレポートした赤い紅葉が美しい滝山公園などは、モノクロ写真かと思うような変わりぶり。
とはいえ、やはり初雪、それも積雪があるというのはワクワクしませんか。
そう思うのは雪の降らない地域出身の記者だけかというと、そうではありません。
(そりゃ、雪おこしのゴロゴロだけでも心ときめくのは記者だけかもしれませんが…)
毎年かなりの雪が降るところの出身の方で、たくさん積もると大変だと思いつつ、やっぱり辺りが白くなるのは心が躍るものだと言われた人もありました。
(ただ、今回の青森県のような想定以上の大雪になると、美しい雪も苦労の種に一変します。県内でも過去に何度も豪雪被害が発生していますので、気象状況にも気を配り、降雪シーズンに備えていただきたいと思います)
14日の外出の帰りはもう夕方5時近くになっていました。
夕闇が迫り、白と黒だけになった日野郡。
そこへさっと色が差す。2両だての黄色い伯備線が走り抜けていったのです。
音もなく降る雪の中、ガタンゴトンと走り抜けていく電車の窓の明かりは、外の寒さを際立たせるとともに
「ああ、あの明かりをめざして帰っていこう」と思わせる灯台のようでもありました。
翌15日、米子には積雪はありませんでしたが、通勤電車が日野郡に差しかかると急に景色が白く変わります。
雪でモノクロになった根雨の町は、昔にタイムスリップしたようです。
寒い中とはいえ、雪を踏んで町内を散歩し、名物の温かいお蕎麦やチャンポンを召し上がりに来ませんか。
【この冬はラニーニャ現象の影響で大雪になると予想されています!!】
道路除雪など万全の体制で交通確保に努めてまいりますが、ドライバーのみなさまは雪道装備をお忘れなきようにお願いします。
日野振興局 2022/12/16