2月9日の市場日記です。
1月下旬の大寒波は大雪で大変でしたが、どうやらその期間中に海の様子も変化したようで、寒波前後で水揚物の組成がガラリと変わりました。それまでは隠岐海峡で水揚げのほとんどを占めていたのはブリ類(ツバス)だったのが、寒波明けからサバ・アジ主体となっています。
そして本日は大中型・中型船合わせて7隻が入港し、やはりサバ・アジ中心に合計で448トンの水揚げがありました。
サバはいわゆるローソクと呼ばれる1歳魚主体で、ぽつぽつと30cmを超えるような大型のものも見られました。
アジは寒波明けは1~2歳魚主体でしたが、今日は大型のものも見られて、複数の年級群が入り混じっているような感じでした。ただ1隻あたりの量としてはそれほど多くはなく、数トンから多くて数十トンといった量でした。
その他シイラ、ソウダカツオ、カナガシラ、スルメイカ、ウルメ、マフグなど様々な魚が混ざっており見ごたえがありました。変わったところでは、まき網ではほとんど見られないニギスがチラホラと見られました。