防災・危機管理情報


2023年2月24日

2023年2月19-20日@網代・賀露地方卸売市場

 2月19日、網代では沖底船6隻入港があり、カレイ1425箱、松葉ガニ370枚、若松葉ガニ1600枚、ホタルイカ77箱、ハタハタ55箱の水揚げがありました。

網代荷揚げ 網代市場

アカガレイ 若松葉

 この日は、2月入ってもほとんど水揚げがない貴重なハタハタを目当てに市場調査を行いました。

ハタハタ

 水揚げされていたハタハタは赤碕沖水深200m程度でカレイに混じり少量、漁獲されたようです。

 先日、新潟に行き、日本海側の水産研究機関の研究者が集まる会議に参加しましたが、ハタハタについては主に日本海北部(青森~福井)で近年、漁獲が極端に落ち込んでいるとのことでした。
 また、ハタハタの主産卵場となっている秋田県などでも海藻に産み付けられる卵の量が近年減っていたり、稚魚の発生も良くない状況が続いているというような状況を聞いています。
 本県ではこれから春に向けてハタハタの漁獲が上向いていく時期ですが、今後がかなり不安な状況です。
(2/28の週は第一鳥取丸で赤碕沖でのハタハタの漁期前調査を行う予定です、採れるかどうか・・・)
 また、ハタハタは量が少ないので、高値となっています。大型の1番サイズ(体長20~22cm)は浜値で2000円/kg以上と高級魚になっています。

 

 アカガレイは近年あまり小型の個体が見られませんでしたが、ここ最近、10番手あたりの小型サイズもまとまった水揚げがあります(良好な加入が見られる)。

アカガレイ10番

 また、若松葉ガニは例年と比較しても、それほど水揚げが多くないといった状況ではありますが、活の状態の良い若松葉が並んでいました。

若松葉ガニ

 翌日の2月20日は賀露で沖底船4隻入港があり、ソウハチ1100箱、アカガレイ370箱、松葉ガニ150枚、若松葉ガニ3900枚の水揚げがありました。

賀露市場 ソウハチ 

 この日はソウハチを市場で測定、一部魚体購入して精密測定を行いました。
エテガレイ、松葉ガニ、若松葉ガニは隠岐の島島後の北東の海域で漁獲しているとのことです。
五輝星に認定された松葉ガニも2枚水揚げされていました(1.31kg、1.21kg)。

五輝星
 他にも、ヒラメ(活と活締め処理したもの)やカガミダイ、タチウオ、ユメカサゴ、アンコウなど多種多様な水揚げがありました。

活ヒラメ 活締めヒラメ

カガミダイ、タチウオ アンコウ

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