今回は、果樹コースで、令和4年10月から1年間の長期研修を実施しているBさんの研修の様子を紹介します。
Bさんは、県オリジナル品種「新甘泉」のおいしさに魅了され、就農相談や農業体験を重ねる中で、梨づくりに可能性を感じ、義祖父の農業を引き継ぐことを決めました。
一方で、将来を見据えると、わが家の農業に省力化技術を導入することが必要と考え、本研修では、農業全般の基礎知識はもちろん梨ジョイント栽培の技術習得に力を入れています。
<梨の大袋掛け作業> <梨のねん軸処理作業>
Bさんは研修について、「農業簿記や税法、県内外の先進農家の特別講義は、役に立つと期待して受講しましたが、経営に即使える内容で参考になりました」と感想を話されました。
また、「実習は、作業のコツや道具の使い方が1から学べるので、基礎固めには最適です。毎日が新しい発見の連続で、義祖父から教わる技術や考え方を大切にしながら、自分に合ったやり方を確立したいです」と今後に向けた抱負を話されました。
Bさんは、地元の若手農業者の勉強会にも積極的に参加し、営農面だけでなく生活面についてもアドバイスを受けるなど就農準備を着実に進めています。本研修修了後も現地で研修を続ける予定です。
就農に向け、実践研修を頑張ってください!