6月12日から2泊3日の日程でマアジ中層トロール調査を行いましたので操業の様子を紹介します。
本調査はこの先のマアジの資源量、回遊状況や分布の把握が目的で、
表層から中層域をトロール網で曳網し、マアジの稚魚の捕獲を狙います。
下の写真の様に大型のフロートを付ける事により網に浮力を持たせています。
10分間曳網し、網の中身を確認します。
こちらが捕れたマアジの仔魚です。指先に乗る程の大きさです。
私の主観だと今回の操業では例年に比べて獲れるマアジの量が少ない印象でしたが、今回のデータを元に水産試験場にて詳しく調査されます。
調査中日、その日の調査を終え、隠岐の島周辺に錨を入れて船を停めていたところ、一匹のイルカが近づいてきました。
航行中に船の周辺をイルカの群れが近づいてくる事はたまにありますが、止めている船にここまでイルカが近づいてくる事は初めて見ました。かなり稀な事ではないでしょうか。
イルカは体長2メートルぐらいで、船側から吐出される冷却海水で水遊びをしている様子でした。乗組員が多数見ている中、30分程遊んだ後、帰って行きました。