4月24日は網代港地方卸売市場の沖底の市場調査を行いました。
この日は沖底船7隻の水揚げでホタルイカ1400箱、アカガレイ900箱、ハタハタ130箱、その他クロザコエビ(もさえび)、ノロゲンゲ(どぎ)等の水揚げがありました。
網代では連日、ホタルイカの水揚げが続いており、青谷沖~岩美沖の近場の漁場で好漁となっています。この日も生鮮のホタルイカ、船上凍結された冷凍のホタルイカが山高く積まれたパレットが並んでいました。
富山、福井県等でも今年はホタルイカが豊漁となっており、スーパー等でも比較的お求めやすい価格になっているのではないでしょうか。
ホタルイカ以外にも隠岐東方の海域でアカガレイ、ハタハタ主体に水揚げしている沖底船もありました。
今回は、この船からアカガレイ・ハタハタを購入させて頂き、試験場での精密測定を行いました。アカガレイは水深300m程度のやや深い水深帯で漁獲されており、ほとんどが産卵後の個体でした。胃内容はホタルイカ(水深200m程度が主分布水深帯)、ハタハタ、マイワシ等が確認されました。ハタハタはホタルイカ、ウミノミ、アミエビ等を食べており胃がパンパンです。
網代での調査を終え、賀露地方卸売市場にも向かいました。
賀露もこの日は4隻全船入港しており、アカガレイ1800箱、ハタハタ480箱、ソウハチ370箱、その他にも活アナゴ、活モサエビ、ニギス等が水揚げされていました。
アカガレイは引き続き好漁が続いており、各銘柄が揃って水揚げされています。
沿岸ものは泊、夏泊の定置網の漁獲物が中心に水揚げされており、この日はブリ(7~9kgサイズ)が沢山水揚げされていました。活魚でマダイ、ヒラメ、夏泊定置で石鯛(最大4kg)なども水揚げされていました。ブリは丸々としており、この時期でも脂がのっているそうです。