4月26日は県営境港水産物地方卸売市場の沖底の市場調査を行いました。
この日は、境港支所所属の沖底船1隻、網代支所所属の沖底船2隻、田後漁協所属の沖底船5隻の水揚げがありました。
漁獲物はハタハタ3800箱、アカガレイ450箱、ソウハチ650箱、ノドグロ200箱、他にもホタルイカ、クロザコエビ(もさえび)、ホッコクアカエビ、マダラ等様々な魚種が水揚げされていました。境港では4月20日頃からハタハタのまとまった水揚げが続いています。昨年の今頃は極端な不漁で市場でハタハタの姿を見るのも難しかったですが、この日は、ハタハタのパックが山のように積まれたパレットが沢山並んでいました。
漁業者から話を聞くこともでき、例年なら3月頃からまとまった量があるハタハタですが、今年は例年と比較して遅れて漁場に来遊してきている印象があるとのお話を聞くことができました。
ハタハタの水揚げが上向いてきたことで、市場の方からも安堵の声とともに、5月もハタハタの水揚げが続くかどうかご質問を頂くことが多かったです。
ハタハタのサイズは2歳魚と思われる、4番、中・小銘柄がメイン(体長15~17cm程度)で大型のトロハタ銘柄(体長20~22cm)もありました。
また、1歳魚と思われる小小サイズ(体長12~14cm)も水揚げされていました。
沿岸ものは島根半島定置網のマアジ(タンク売り)や隠岐島産のサザエ、アワビ、そろそろ気配が見えだしたケンサキイカ(白いか)もわずかに水揚げされていました。