2024年8月1日

占領期の鳥取を学ぶ会 令和6年度(7月)例会を開催しました。

 今回の例会では、昭和24年1月の社会教育や選挙、税金の徴収等についての軍政部活動報告書の解読を進め、この月の報告書の解読は終了しました。
 参加者の方からは、報告書の内容に関連して、最近のボーイスカウト、ガールスカウトの活動状況についての話がありました。また、「NHKが東京でラジオ放送を開始してから11年余りたった昭和11年12月にNHK鳥取放送局からJOLGのコールサインで最初のラジオ放送を行った」というお話のあと、「子どもの頃は、鳥取と松江の放送局があったが、鳥取までは90キロ、松江までは30キロで、鳥取放送局に合わせると、声が小さくなった。また、鳥取のニュースは米子のことはあまり言わないので、不満に思っていた」といった体験談もありました。
 当時GHQの指令で、公務員が神社の活動に関わっていれば違反とされていたため、公務員の宗教活動について調査をしていた等の発言もありました。
 来月からは、新たな月の報告書の解読に入り、引き続き、会員の皆様からの情報等も参考にしながら当時の状況を明らかにしていきたいと思います。

占領期例会の様子の写真1
(写真1)例会の様子

占領期例会の様子の写真2
(写真2)体験の発表や活発な意見交換が行われました

占領期例会の様子の写真3
(写真3)当時の新聞記事の解説

占領期例会の様子の写真4
(写真4)解読の様子

公文書館 2024/08/01 in 県史活用担当,講座などのイベント

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