無農薬栽培の課題は、まずは除草です。農大では、農業試験場の成果情報や近年開発されたメーカーの実演機を活用し、雑草対策に取り組んでいます。
★チェーン除草
田植機の後に複数のチェーンを固定し、水田面を引き撫でる方法です。水を濁らせたり、発芽直後の雑草を浮き上がらせます。
田植機のチェーンを装着 除草風景
★アイガモロボット
スクリューで水面を泳ぎます。土をまきあげで水を濁らせることで、遮光により雑草の発芽を抑えます。
★水田除草機
田打車に動力がついたもの。条間を通し、土を軽く起こすことで、雑草を浮き上がらせます。
田打ち車 除草機
作業に入るタイミングや回数、土が柔らかくトロトロでまき上げやすいこと、圃場が均平で水深を一定に保つことなど、除草方法に応じてポイントを押さえことが効果を発揮するために重要です。失敗もありますが、来年にむけ、技術を蓄積中です。