果樹コースでは、1人1本「二十世紀」の樹を持ち、1年間、栽培管理を行っています。
9月11日は、自分の樹から「これだ!」という自慢の枝を1本選び、果実を持ち帰って果実調査を行いました。
1つ1つの果実の重さ、色、糖度、熟度を調査し、等級もつけてみました。
その後、ほ場に出て、どの位置にどのような果実がついていたか各自が確認しました。また、着果基準(1m8果)通りに着果させていたか確認するため、枝の長さも計測しました。
自分の樹だけでなく、他の樹を見て良い果実がなる枝や位置を考えたり、学生同士で話し合ったりしていました。
後日、どの位置にどのような果実がなっていたのか一人ひとりが発表しました。果実品質と着果位置・枝の状態を見比べながら、果実が小さくなってしまった、あるいは糖度が低くなってしまった原因を考えることができ、学びの深い実習となりました。
枝の下側についた果実は日光が十分当たらず、小玉、低糖度など良い果実になりにくいと言われています。今回、それが目に見えて分かる結果となった学生が多かったように思います。
今回の実習を通して学んだ知識は、冬場のせん定につながってきます。今回得た知識を活かし、バラつきの少ない良い果実を目指して樹の管理をしていきましょう!