境港市の境水道でギンガメアジの幼魚が釣りで捕獲されました。
境港市内在住の一般の方からの報告で、フローティングミノーというルアーを使ってセイゴ釣りをしていたろころ、釣れたそうです。
ギンガメアジは、南日本、琉球列島、小笠原諸島、インド洋、太平洋全域に分布し、内湾の珊瑚礁域に生息します。今回捕獲されたギンガメアジはおそらく今年の高水温の影響で日本海に来遊したものと思われます。
ギンガメアジの幼魚は黒潮に乗って晩夏から秋に太平洋の沿岸で、外洋に面した湾や河口でルアー釣りで釣られ、ヒットするとキラキラ光るように暴れるので、釣り人からはメッキと呼ばれることが多いです。
ギンガメアジの幼魚の特徴として、鰓蓋に黒班があること、尾鰭上下両葉の後縁が黒いことから、近縁のロウニンアジの幼魚と見分けることができます。
珊瑚礁域の
大型魚はシガテラ中毒のおそれがあるので注意が必要とされ、東京都食品衛生検査所では大型について販売中止の指導がされています。
期日:22.12.19(日)AM8時頃
捕獲者:森脇立志(一般釣り人)
場所:境水道太平洋セメント前
状況:フローティングミノーにより表層で漁獲
魚種:ギンガメアジ(幼魚)
体長(尾叉長):21.2cm
体重:172g
性別:不明
参考図書 日本産魚類検索、海の魚大図鑑、釣魚検索