防災・危機管理情報


2011年1月31日

ヒラメのようなエテガレイ(ソウハチ)

 皆様、下の干されたエテガレイの写真は、何かおかしいと思いませんか?

 何と、この度、顔の右側に眼がある「エテガレイ(ソウハチ)」が発見されました。

 「左ヒラメに右カレイ」とよく言いますが、これは、一般的にヒラメとカレイを見分ける方法で、魚の頭を下にした時に眼が顔の左にあるのがヒラメ、右にあるのがカレイということです。(カレイの種類によっては右に眼があるものもいるので注意)

 写真のエテガレイは、眼が左側にありヒラメと同じです。
 
 1月25日に境港に水揚げされた、エテガレイを購入し干し物にしたところ発見されたもので、加工した水産会社の方が発見し、水産試験場に知らせていただきました。

 「逆位」とか「逆眼」と言われる現象で、種苗生産したヒラメなどでは眼の位置(顔の向き)が通常と逆になることがたまにあります。

 また、エテガレイではこの現象が見られたことは、聞いたことが無く、色々な研究者に方に問い合わせたところ、初めの発見であることが分かりました。

 いただいた貴重な干しエテガレイは、研究及び標本のため、京都大学フィールド科学教育センターに送りました。


逆位のソウハチの干し物

【データ】 種類 エテガイレ(ソウハチ)
       全長 約32センチ(干してある)
       性別 メス
       漁獲場所 隠岐島周辺
 

 

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