2011年3月10日

ドフラインクラゲ大発生

中野港
境港の中野港の船だまりで小さなクラゲが大量に発生しているという連絡を受けて、
バケツを持って現場に行きました。

ドフラインクラゲ
調べたところ花クラゲ目のドフラインクラゲでした。
このクラゲは傘長が2センチメートルの小型クラゲで四国~北海道の沿岸域に分布しています。
海水温の上がらない初春によく目撃されるようです。
インターネットでは兵庫県明石や名古屋港で見つかったという報告があります。

クラゲ
傘は透明でとっても薄く、生殖巣がオレンジ色で上からみると十字になっているのが特徴で、ふわふわとした触手がかわいらしく見ていると癒されます。この季節に日本各地の水族館で展示され、ペットとして飼育する人もいるそうです。

ちなみにドフラインというのは、ドイツの動物学者フランツ・ドフライン(Franz Doflein)博士に由来するそうです。
博士は1904年から約2年間にわたり日本に滞在して、いろいろな生物を調べたそうです。

 

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