6月29日(金)に、資料修復家・秦博志(はたひろし)さんの工房(南部町阿賀)で、資料修復の技術について学びました。
公文書を初めとする大量の紙資料を保存する当館ですが、これらの資料には紙の破れや汚れ、酸性化による劣化など、様々な問題があります。
今回の研修は、職員でも修復が可能な技術を習得することを目的に、秦さんの工房を訪問しました。秦さんには、紙資料の特性についてお話を伺ったあと、破れのある古新聞の修復方法を教わりました。
また、リーフキャスティング(漉き嵌め=すきばめ)による古文書修復の実演を見学しました。お忙しい中で対応いただいた秦さん、ありがとうございました。
(写真1)破れのある古新聞を和紙で繕う方法を学んでいます。
(写真2)リーフキャスティング(和紙の繊維を資料の破損箇所に
入れる=漉き嵌める)を実演していただきました。
(写真3)漉き嵌めの終わった資料はプレスして乾燥させます。
公文書担当