平成24年12月12日(水)、民俗部会は後醍醐天皇伝説に関する民俗調査を実施しました。
今回調査したのは、大山町鈑戸(たたらど)にある王身代(おうしんだい)家です。王身代家の先祖は、糟谷(かすや)九郎左衛門という人物で、名和長年(なわながとし)の妹婿でした。その縁で、名和長年とともに1333(元弘3 / 正慶2)年の後醍醐天皇の隠岐島脱出と京への移動を影武者として助け、その功績から王身代という姓を賜ったと伝わる旧家です。
今回は、王身代家の由緒、行事、また鈑戸集落の両墓制について聞き取り調査を実施しました。
調査に御協力いただいた、王身代長光様に御礼申し上げます。
(写真1)雪に覆われた鈩戸集落付近
(写真2)王身代家の門
(写真3)王身代家の家紋。名和長年一族の証しである帆掛け船である
(写真4)王身代家の屋敷南側には後醍醐天皇が休んだという天皇屋敷と呼ばれる林がある
県史編さん室