2013年5月28日
平成25年5月24日(金)、古代中世部会では、三徳山三佛寺(三朝町三徳)において史料調査を実施しました。
三佛寺は標高899.9mの三徳山にある天台宗寺院です。慶雲3年(706)に役行者が修験道の行場として開いたとされ、その後慈覚大師円仁により嘉祥2年(849)に薬師如来・阿弥陀如来・大日如来を安置したことから三佛寺と称したとされます。
輪光院にて米田良中住職の説明を聞いた後、同寺の庫裡(くり)に移動して調査を実施しました。今週は奈良文化財研究所が近世文書の調査を実施していたため、別室にて史料の熟覧、採寸、カード作成、写真撮影を行いました。中世文書については、撮影と合わせて、その場で原本による校訂を行いました。
また、近世文書については、参考資料としてその場で翻刻を行いました。ご協力いただいた方々に深くお礼申し上げます。
(写真1)三佛寺本堂
(写真2)三徳山輪光院
公文書館 2013/05/28
in 県史編さん室,調査