本日(2月27日)、境港でベニズワイかにかご漁業の市場調査を行いました。
本日は3隻が合計2,010箱(大銘柄1.5%、中銘柄5.3%、小銘柄93.2%)を水揚げしていました。
精密測定用に魚体購入させていただいた漁船の漁場は、浜田沖水深800~1,000メートルの海域ということでした。船頭さんに漁模様はどうですかとお尋ねすると、「最近、潮の向きが悪くて入りがいまいちだね」とお答えくださいました。
水産庁が発表した平成26年度の資源評価票によると、『大臣許可水域では個別割当制の導入によって,漁獲努力量が減少しており、資源状態は良好と判断される。資源量指数値の動向から、資源水準は中位、動向は増加傾向』とのことですので、潮の向きが良くなると入りも戻ってくることでしょう。
朝7時ちょうどに競り(入札)が始まりました。傍らで訊いていると値段は年末ほどではないものの、そこそこの値で取引されていました。