防災・危機管理情報


2015年9月9日

2015年9月9日 沖底(境港市場)

田後の沖合底びき網(沖底)は、初航海ではハタハタを狙って操業していましたが、単価が安いため、2航海目以降ハタハタ以外を狙った操業をしているそうです。
今朝は、1隻のみ(4航海目)で、ソウハチ(2~3歳の小型魚主体)、ニギス、アカムツ(のどぐろ)、クロザコエビ(もさえび)等を水揚げしていました(水深180mより浅い海域での操業)
ソウハチ14番手 ソウハチ8番手

田後沖合底びき網の漁獲物 ニギス
アカムツ(のどぐろ)6入 アカムツ(のどぐろ)50入
ユメカサゴ 

網代の沖底は2隻入港で、1隻は田後船と同様に浅い海域での操業をしており、もう1隻はホッコクアカエビ(あまえび)を狙って深い海域でも操業していました。なお、深い方の船(たぶん水深400~500mを操業)は、ハタハタ、アカガレイも水揚げしていました。
網代沖合底びき網の漁獲物 ホッコクアカエビ(あかえび、甘えび)
相場的には、ハタハタは1番は5~6000円/箱(5kg)とまずまずですが、漁獲の主体の3~5番手は1000円/箱を切るそうです。
アカガレイは大型4000円/箱~小型1000円/箱
ホッコクアカエビは高い箱は6000円の値が付くらしいです。
あと、アカムツ(のどぐろ)は大きいサイズだと2~3万円/箱だそうです(高い)。
ハタハタ アカムツ(のどぐろ)

浅い海域での操業では、ヒレグロを筆頭に、ソウハチやムシガレイ、ヤナギムシガレイ、マガレイといったカレイ類、ミズダコ、アカムツ(のどぐろ)等を揚げていました。
ヒレグロ ヤナギムシガレイ
ミズダコ クロザコエビ(もさえび)
あと、ツバイが「黒バイ」の名称で出ていました。
ツバイ 
【おまけ】
沿岸の小型底びき網でも漁獲されるマトウダイ。網代の沖底船がマトウダイとよく似たカガミダイも揚げていました。ちなみに、発泡スチロール箱への記載は、マトウダイが「金マトウ」、カガミダイが「銀マトウ」。姿が良く分かる名称でした。
マトウダイ カガミダイ

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