鳥取県の松林に初めて松くい虫被害が発生したのは昭和48年で、昭和54年には被害量が約12万m3とピークに達しました。
その後、県や市町村が農薬空中散布や伐倒駆除等を進めた結果、平成元年度からは3万m3前後の被害量で推移し、平成17年度以降は1万m3前後まで減少し、さらに、平成28年度以降は1万m3を下回るまで被害は減少しています。
鳥取県の松くい虫被害量の推移(pdf:20KB)
日本でマツノザイセンチュウによる松くい虫被害が初めて報告されたのは、明治38年(1905)に長崎県下で発生したものとされています。
その後、松くい虫被害は九州全域、四国地方へと広がって行き、現在では、北海道を除くすべての都府県で発生しており、令和元年度末全国被害材積は約30万m3となっています。
・全国の松くい虫被害量の推移(pdf:66KB)
・都道府県別松くい虫被害量の推移(pdf:60KB)