オコゼやカサゴの仲間の一部の種は、ヒレのトゲに毒があり、刺されると激しい痛みを伴います。
中でも、オニオコゼの毒は非常に強く、砂に潜っていたり、岩場でジッとしているため、存在が非常にわかりにくい魚ですが、誤って刺されると大変危険です。
また、ミノカサゴの仲間は長く美しいヒレを持っていますが、その見た目とは裏腹に、ヒレに毒が有り、刺されると激しい痛みを伴います。
アカエイは体の部分の大きさ(尾を除く)が80cm程度になる、平たい形をした大型魚です。尾の部分に鋭いトゲがあり、この部分に猛毒があるため、大変危険です。
浅い海域や河口付近に沢山生息しており、砂地や泥場に潜っている場合が多く、一目で存在が分からないので、海水浴などの際には注意が必要です。
ゴンズイは海にすむ ナマズの仲間で、 背びれと胸びれのトゲに強い毒があります。
ゴンズイは群れで泳ぐことが多く、これはゴンズイ玉とも呼ばれています。
泳いでいるゴンズイに刺されることはあまりありませんが、魚釣りで釣れたときには誤って触らないように注意する必要があります。
ヒョウモンダコは体長10cm以下の小さなタコです。南方系の暖かい海を主な分布域とする生物ですが、夏場を中心に鳥取県沿岸でも出現します。このタコを識別する目印は、体表に現れる青い輪や黄色い体色です。
唾液に猛毒が有り、噛まれると呼吸困難や麻痺を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
岩場などに潜んでいることが多く、体色を変えて海藻や岩にカムフラージュしていることが多いので注意が必要です。
クラゲは種類によって毒性の強弱がありますが、触手(足)の部分に、触れると皮膚が腫れ、人によっては呼吸困難などの症状を伴う場合もあります。
鳥取県周辺では傘の大きさが15cm程度で非常に長い触手を持つアカクラゲや、傘は3cm程度の立方型で、20cm程度の4本のムチ状の触手を持つアンドンクラゲなどがよく見られます。
また、猛毒を持つカツオノエボシ(通称電気クラゲ)なども、時々鳥取県沿岸に来遊することがあり、注意が必要です。
海水浴などの際に、クラゲを見たら近づかないようにしましょう。