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【日本海新聞 とっとり女性活躍応援プロジェクト記事シリーズ1】

みたこ土建(米子市八幡)『子ども急病なら休暇「仕事専念」の環境づくり 』

 
みたこ土建写真 土木工事などを手掛ける「みたこ土建」(米子市八幡、17人)は、独自の休暇制度や賃金体系の整備で社員の意欲向上に努めている。美田耕一郎社長(40)は「企業は人材。企業を存続させることで社員の家族や地域にも貢献したい」と説明する。
 同社は育児休暇や介護休暇のほか、子どもの急病などに対応する「子の看護休暇」、公共工事の現場監督を終えた社員への「慰労休暇」など、ユニークな休暇を制度化。4月には賃金体系を見直し、子どもの進学段階に応じて5千~3万円を扶養手当に上乗せする「特別扶養手当」も新設した。
 「負担が大きい時期を会社全体で支えることができないか、と考えた。安心して仕事に専念できるよう環境を整えたかった」と美田社長。社員の実情に沿った制度への改正を続けている。
 同社は2007年ごろから制度の充実に着手。右肩上がりの業績だけでなく、社員同士の団結力など目に見えない部分にも取り組みの成果が表れ始めた。
 美田社長は「人材育成や地域貢献など、社会において企業が果たすべき役割は大きい。面白い制度をつくり出す企業が次々に現れれば、地域社会の風土全体が上向くはず」と考えている。
 

(日本海新聞 平成26年5月23日掲載)

  

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