食べる、咀嚼する、飲み込む機能―「摂食・嚥下機能」は脳血管疾患、神経疾患、廃用、加齢などの原因により低下することがあります。「摂食・嚥下機能」が低下すると体力が落ちる、免疫力が低下する、栄養状態が悪化する等の危険性が増加します。また、食べ物や唾液が気管に入ることにより誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。
嚥下・口腔サポートチームでは患者様の摂食・嚥下状態の改善、誤嚥性肺炎の院内発症の予防、誤嚥性肺炎の院内発症率の低下を目標に掲げ、多職種それぞれが連携を図りながら問題解決に努めています。
主な活動内容
活動状況
週に1回嚥下ラウンドを行い摂食・嚥下障害のある患者様の状態把握、今後の方向性を話し合います。月に1回カンファレンスを実施し、問診表チーム、口腔ケアチーム、広報チームなどの小グループに分かれ、各職種の専門性をいかした活動を行っています。随時、嚥下造影検査(VF)、嚥下内視鏡検査(VE)を実施し、患者様の状態にそくした訓練や嚥下食の提供を行っています。また、院内勉強会や外部専門家を招いた講演会を開催しています。
チームメンバー
- 神経内科医師
- 耳鼻いんこう科医師
- 歯科・口腔外科医師
- 各病棟看護師
- 管理栄養士
- 歯科衛生士
- 言語聴覚士