「仕事をしやすい環境に」
上後藤店のレジ部門のチーフを任されたのは20歳のとき。早ければ入社２、３年での抜てきもあるとはいえ、チーフとして、レジ周りの買い物客に気を配り、勤務のローテーションも組む。「不安でしかなかった」
２００４年、高校卒業と同時に入社。上後藤店でのレジが最初の職場だった。２年後、社員３人、パート７人をまとめるチーフの立場に。抱いた不安は「慣れ」が解決してくれたが、誰もが協力し合い、ついてきてくれたことが支えとなった。
間もなく結婚。妊娠中はつわりがひどかった。「休んだ方がいいよ」と店の先輩から自然に声を掛けられた。「女性が多い職場だけに、困ったときは互いに助け合う」ことが浸透していた。
最初の出産の育休明け。子育てと勤務の両立の不安を上司に相談すると、配慮してもらい、勤務を閉店が早い店舗に。チーフもしばらく外してもらった。子育て中には、病気などで預け先からの急な呼び出しも少なくない。そんなときも「ごめん」「いいよ」と融通をきかせ合う職場内の協力があった。 同居する義理の両親も支えてくれる。
東福原店は４店舗目。グロサリー部門は、米や麺、菓子など要冷蔵ではない食品や日用品などを扱う。他の売り場に比べて品目は一番多い。チーフとして毎日、発注や商品の入れ替えなどの管理に当たる。
ハロウィーンなど季節のイベントを盛り上げる売り場づくりは見せどころだ。「計画段階から店長にはよく相談に乗ってもらっており、今の仕事にやりがいを感じています」
定年まで勤めたいと入った丸合。「女性が長く勤められる働きやすい職場」と言い切る。自身も「みんなが仕事をしやすい環境をつくっていきたい」と話す。
【写真説明】ハロウィーンで飾り付けた売り場を整える金地さん
（平成３０年１０月１３日（土）掲載）