平成30年12月28日(金)に鳥取県庁講堂で行われた仕事納め式において、他の職員の模範となる業績又は行為があった職員として、森林管理研究室の山増主任研究員が鳥取県知事表彰を受賞しました。
【功績の題目】
ドローン専門技術による災害調査等への貢献
【業績・成果】
ドローンを活用した森林資源の状況把握や林業の省力化・効率化に関する試験研究に、平成25年から取り組んでいる。試験研究を通じて体得したドローンに関する知識と技術をもとに、以下のとおり多くの場面において成果を上げた。
- 平成30年7月豪雨災害で不通となったJR因美線の土砂流出発生源を調査し、即座に関係機関に情報提供を行った。
- 中部総合事務所農林局の依頼に応じて、広大な農地(50ha)の耕作状況調査をわずか4日間で行い、迅速に情報提供を行った。
- 専門の林業関係では、架線系集材システムにおいて急斜面での数百メートルに及ぶリードロープの運搬を人力からドローンに置き換えることで、大幅な労働負荷軽減と作業効率アップへ繋げ、関係する森林組合長をはじめ現場作業員からも大変感謝されている。
- 原子力災害時の情報収集を担う県警職員等を対象としたドローン飛行訓練の指導を、隔月のペース(平成30年4月~10月)で行った。また、県の部局を越えて発足した「鳥取県職員災害支援隊ドローンチーム」においては、研修会の講師や飛行訓練指導を行うなど新しい組織のキーマンとして活躍し、ドローンパイロットの人材育成にも尽力した。
【今後の抱負】
ドローンという言葉がまだ世間一般で認知されていない時、ドローンを用いた試験研究の予算を認めて頂いたことに感謝しております。今後も皆様のご要望にお応えしながら、ドローンを用いた新たな試験研究に取り組んでいきたいと思います。
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平井知事から表彰状を受け取る山増主任研究員
功績「ドローン専門技術による災害調査等への貢献」