入院前支援とは入院前から「入院生活」「退院」「退院後の生活」を見据えて行う支援です。入院生活だけではなく、入院前から退院後の生活までフォローすることで医療の質向上を目指します。
予約入院患者さんに対して、標準化した入院・手術の説明やそれらに関するマネジメントを、入院前支援担当の看護師が患者支援センターの相談室で多職種と連携して行います。
入院前支援は、患者・家族の皆さんが入院・手術・検査等についてより理解でき、安全性の確保、安心な療養生活、日常生活への早期回復に繋げます。
入院前支援の大まかな流れ
- 入院前支援の該当患者さんは外来終了、後患者支援センターで入退院支援部門の看護師と医事担当者が対応します。
- 入院前に原則2回、支援のための面談を行います。
具体的には以下のことを行います。
1)身体的・社会的・精神的背景を含めた患者情報の把握
2)入院前に利用していた介護・福祉サービスの把握
3)褥瘡に関する危険因子の評価
4)栄養状態の評価
5)服薬中の薬剤の確認
6)入院中に行われる治療・検査の説明
7)入院生活の説明
8)退院困難な要因の有無の評価