建設工事現場等における熱中症の予防対策について、鳥取県では5月から9月を「熱中症注意期間」とし、熱中症の予防啓発に取り組んでいるところです。
建設業に係る熱中症の予防啓発としては、各発注機関において啓発パンフレットの配架や公共工事受注者への注意喚起、関係団体においても各会員への周知等、官民あげて継続して取り組んでおりますが、依然として建設工事現場等においても熱中症が発生しており、熱中症の予防対策を早めに行っていく必要があると考えます。
このため、各発注機関において、下記の取組を行うこととしています。
1 別添1(リーフレット)の配架や受注者への配布等により周知を行う。
2 県発注工事においては、打合せや現場パトロール等の際に現場で従事する者に以下の事項について指導等する。
(1)気象庁から高温注意情報(最高気温35℃以上が予想される場合)が発表された日においては、作業の中断、作業時間の短縮を行うか、十分な水分、塩分の摂取のほか休憩場所の整備及び十分な休憩時間を確保するなどの熱中症予防対策を確実に実施すること。
(2)睡眠不足、体調不良、前日等の飲酒、朝食の未摂取等は熱中症の発症に影響を与えるおそれがあることに留意し、日常の健康管理を行うこと。
(3)水分及び塩分の作業前後及び作業中の定期的な摂取を行うこと。
(4)従事者の健康状態を確認し、熱中症を疑わせる兆候が現れた場合において、速やかな作業中断その他必要な措置を講じること。
3 用地境界の立会を行う場合は、出席者に注意喚起を行う。
4 所属職員が建設工事現場で業務を行うとき、適切な熱中症予防対策を講じられるよう注意喚起を行う。
別添1(リーフレット)
「熱中症予防のために」(厚生労働省HP)
「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」(厚生労働省HP)
【参考資料】
建設工事現場における熱中症予防対策について
建設現場における熱中症対策事例集(国土交通省HP)