介護と仕事の両立の取組を支援することにより、介護離職等させない職場環境づくりの推進を図ることを目的に、介護と仕事の両立しやすい職場環境づくりを進める県内企業に介護への備えや公的介護サービスの情報提供等を実施するコーディネーター(保健師等)を派遣します。
相談内容の例
- 従業員の年齢構成が高くなり、すぐにでも親の介護が必要となる従業員が出てくるかもしれない。大切な人材を介護離職させては残念。介護をしながら働き続けてほしいが、自分も介護のことを知らないし、何を備え、どう支援したらよいか分からない。
(対応)
- 事業主の不安や事業所の現状を聞き、今後の取組方針を共有した上で介護に関する心構えや対応について説明。また、社内セミナーを開催。
- 仕事と介護の両立チェックシートの診断結果などから、事業所として取り組むべき具体的な備えや支援策(相談体制、福利厚生制度の周知等)などを提案。
- 介護の課題を抱える従業員と事業主・労務担当との相談の場に同席し助言。
利用企業の主な声
- 離職せず両立できる制度や家族の介護状況を会社に伝えられる風土づくりはリスク管理の一環として必要であることを強く認識した。
- 両立チェックシートの結果から、声掛け・支援が必要な従業員を把握でき、会社がすべきことが明確になった。
- 介護は表に出づらくひた隠しにしている従業員に寄り添えずにいたが、職場で介護の話題が出たり若い従業員も関心を持つようになり、オープンな雰囲気で共助の風土が整ってきた。
申込方法
申込書を持参又は郵送・メール・ファクシミリにより送付してください。
申込期限
令和7年2月14日(金)
※予算の範囲内において先着順とし、申込期限までに締切る場合もあります。
申込先
鳥取県地域社会振興部 人権尊重社会推進局 女性応援課 企画担当
チラシ
介護等支援コーディネーター派遣事業チラシ (pdf:184KB)
介護支援に踏み出す県内企業を後押しするため、仕事と介護の両立に向けた初動対応として、企業と従業員の皆様がそれぞれ理解し備えておくべき事項を容易に確認できるチェックツールを作成しました。
事業主・労務担当編
高齢化が進展し、介護が必要となる方が今後さらに増加することが見込まれる中、企業において中核を担う人材が介護による離職を選択せざるを得ない状況は防がなければなりません。大切な従業員が、仕事と介護を両立できる職場環境を形成するため、今から介護への備えに取り組みましょう。
従業員編
高齢化が進展し、介護が必要となる方が今後さらに増加することが見込まれる中、誰もが介護に直面する可能性が高まっています。介護による望まない離職を防ぎ、仕事と介護の両立ができるよう、今から介護への備えを進めましょう。
イクボス・ファミボスに取り組む事業主の皆様が、従業員の介護問題に関する現状把握や将来の状況予測により、従業員の仕事と介護の両立支援の必要性を認識するとともに、従業員が自身の抱える介護問題に関する状況を認識するためのチェックシート及び診断ツールを作成しました。
従業員の皆さま
[従業員診断]及び[従業員アンケート]に記入いただき、別紙[介護と仕事の両立チェックグラフ]を完成させてください。
事業主の皆さま
従業員の皆さまが記入された[従業員診断]及び[従業員アンケート]の結果をファイルに入力いただくと、[企業診断]の自動集計及び仕事と介護の両立チェックグラフの自動作成ができ、診断結果が表示されます。
※集計ファイル(エクセル)は、事業所へ個別に送付させていただきますので、女性活躍推進課(電話:0857-26-7077)までご連絡ください。
企業診断の進め方
- 従業員診断の実施
事業主が従業員にチェックシートを配付し、回収します(名前の記載は任意)。
- 企業診断の実施
回収したチェックシートに基づき、集計ファイルに結果を入力します。(集計ファイルの行が不足する場合は、適宜追加してください。)
※集計ファイルに入力すると、企業診断及びチェックグラフが自動作成されます。
- 診断結果に基づく対応
診断の結果、チェックグラフに[要注意][要留意]と表示された項目について、参考資料を参照しながら対策を進めてください。
※今後の取組についてアドバイスを希望される事業主に対しては、介護等支援コーディネーターを派遣します。