防災・危機管理情報

うさぎの聖地巡ってみませんか

　古事記に記される『因幡の白うさぎ』伝説。
　この神話に登場する白うさぎは、日本最古のラブストーリーともいわれる大国主命(おおくにぬしのみこと)と八上姫(やかみひめ)の仲を取り持った“縁結び”の象徴で、ご利益を求め「恋人の聖地・白兎海岸」周辺には全国から人が集います。
　また“うさぎ”にゆかりのある寺社や言い伝えも県内には多く残っていて、それらの資源を生かし地域を盛り上げようと頑張る人たちもいます。
　さあ、神話の不思議に迫る『うさぎの聖地を巡る旅』へ、出かけてみませんか？

県内にはうさぎにまつわる言い伝えが残る寺社が多数存在します。詳細は「とっとり旅」で検索！（下記にQRコード記載）

県内のうさぎにまつわる言い伝えが残る寺社の図

赤猪岩神社（南部町）

中山神社（大山町）

白兎神社（鳥取市）

売沼神社（鳥取市）

白兎神社（八頭町）

鳥取県観光・旅行情報サイト「とっとり旅」
鳥取県観光・旅行情報サイトとっとり旅のQRコード

『因幡の白うさぎ』伝説って

　昔々、因幡の国の八上郡（現在の鳥取市河原町）には大変賢く美しい八上姫という美女がいて、その噂は多くの神々が住む出雲の国にまで届いていました。
　大国主命の兄弟・八十神(やそがみ)たちは、八上姫に求婚するため因幡の国へ旅に出ますが、その途中、気多(けた)の岬（現在の白兎海岸周辺）で毛を剝がされ傷ついているうさぎを見つけます。
　意地悪な兄弟は、うさぎにわざと間違ったことを教え、うさぎの傷はさらに悪化します。
　兄弟より遅れて通りがかった大国主命は、泣いているうさぎに理由を尋ねると、『オキノシマに流され、因幡の国に帰ろうとワニザメを騙し、背中を渡ってきたが、あと一歩という所で嘘がばれ、皮を剥がされてしまった。そこに通りがかったあなたの兄弟たちに間違った治療法を教えられ苦しんでいる』というのです。
　気の毒に思った大国主命は、『真水で体を洗い、蒲(がま)の穂にくるまれば治る』と教え、うさぎは無事に元の姿を取り戻しました。
　傷が治ったうさぎは大国主命と八上姫が結ばれることを予言し、そのとおり、二人は結婚しました。

気になるポイント！
サメなの？ワニなの？
　白うさぎの皮を剝いだのは、『古事記』では「和邇(ワニ)」と記されていますが、山陰地方の一部では、サメのことをワニと呼ぶことから、「和邇＝サメ」と考えられています。真実はこの白うさぎだけが知っている！？
因幡の白うさぎ伝説イラスト

白うさぎ年を盛り上げます！

もうひとつの白兎伝説！？
『やずうさぎプロジェクト』

　古事記「因幡の白うさぎ」とは違ったストーリーの伝説が残る八頭町。プロジェクトメンバーらが、町の賑わいづくりに！とさまざまな活動を展開中。
　手作りの「うさぎ結び」はお土産にも大人気！
うさぎ結びの写真

【問い合わせ先】　八頭町観光協会
電話０８５８‐７２‐６００７
　

長年愛されているうさぎキャラクター
ロビットと夢兎(ゆめと)

　童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム・わらべ館では、うさぎにちなんだ展示がたくさん！
　また、『大黒様』など唱歌を作曲した岩美町出身・田村(たむら)虎蔵(とらぞう)生誕１５０年記念特別展示も開催予定（１０月１４日から１１月１４日）です。

【問い合わせ先】　わらべ館
電話０８５７‐２２‐７０７０