鳥取砂丘≒月面!?
鳥取砂丘月面実証フィールドが完成
月面と砂丘との類似性に着目し、鳥取砂丘が月面環境実証の拠点となることを目指す「鳥取砂丘月面化プロジェクト」。その要となる実証フィールドが6月に完成し、いよいよ本格始動します。
月面は粒子の小さな砂に覆われており、またその地形は起伏に富んでいます。月面開発に取り組む企業などが、こうした環境と似ているとして鳥取砂丘に注目。県では、実証試験の場として利用したいという企業などの声を受けて、環境整備を進めてきました。
このたび鳥取大学乾燥地研究センター内に完成した実証フィールドは、各種試験に必要とされる十分な広さを備え、平地、斜面、その他さまざまな地形を構築できるよう設計。宇宙関連の大手企業をはじめ関係者から大きな期待が寄せられています。
しかし、月面と鳥取砂丘は似ていると言っても当然異なる点もあります。そこで両者の関係性をデジタル技術により把握、分析する事業を併せて実施。実証フィールドでの試験結果から月面における状態をより正確に推測できるようデータを公開・提供しています。
一方、今後大きな成長が見込まれる宇宙産業を本県に根付かせようと、産学官連携の場作りも進めています。令和3年に設立した「とっとり宇宙産業ネットワーク」の参加団体数も90社を超え、着実に増加。新たな成長の可能性を秘めた宇宙産業の創出に向け、取り組みが加速しています。
鳥取砂丘で株式会社ブリヂストンが昨年実施した月面探査車用タイヤ実証実験の様子
鳥取砂丘月面実証フィールド鳥瞰図(CG)
砂丘西側の玄関口
山陰海岸国立公園鳥取砂丘フィールドハウス
環境教育、ボランティア活動などの野外活動の拠点となる施設が砂丘西側エリアに誕生。スタッフによる解説や砂丘散策に役立つ情報の提供、校外学習等の支援のほか、砂丘や周辺エリアで楽しめるさまざまなアクティビティの紹介などを行っています。
バリアフリートイレや足洗い場も完備。安心して砂丘観光が楽しめます。
【問い合わせ先】 鳥取砂丘ビジターセンター
電話 0857‐22‐0021 ファクシミリ 0857‐51‐1038
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【問い合わせ先】 県庁産業未来創造課
電話 0857‐26‐7244 ファクシミリ 0857‐26‐8117
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