特集<事業も想いも引き継いで>

事業も想いも引き継いで
「とっとり×後継ぎリノベーター」プロジェクト

  長年地域で愛されてきたお店や企業が、後継者の不在により廃業を余儀なくされる。そんな事例が全国的に増加し、今後のさらなる拡大も懸念されています。
  県では、後継ぎを探す事業者と起業を目指す人とのマッチングを図る「とっとり×後継ぎリノベーター」プロジェクトをスタート。地域経済の衰退を防ぎ、夢を追う人の挑戦を後押しする取り組みを進めています。

バトン繋ぐ難しさ解消を目指して

  令和3年に県が実施した事業継続に関する調査では、回答した県内中小企業のうち6割近くが「後継者不在」であるとの実態が明らかになりました。
  近年では親族や従業員以外の第三者が事業を引き継ぐケースが増え、注目を集めています。しかし個人事業主や中小企業が、自ら承継先を見つけることは容易ではありません。
  そこで県は、事業承継マッチングサービス「relay」と連携、「relay the local 鳥取県」を立ち上げました。社名や条件などをWeb上で公開する点が最大の特徴で、マッチングの機会拡大に向け、各方面への働きかけを強化しています。
  第三者承継は、後継ぎを探す事業者だけでなく、起業を計画する人にとっても初期投資を抑えられる大きなメリットがあります。事業承継のための補助制度も整え、地域の活力がしぼんでしまうことを防ぐ仕組みづくりを推進しています。

「relay the local 鳥取県」によるマッチングのイメージ

relay the local 鳥取県によるマッチングのイメージ図

オープンネーム(社名公開型)でのマッチングが特徴
●Web上で詳しい情報が得られ、ミスマッチが少ない
●遠方からでも手が挙げやすい
●幅広く希望者を募れる

補助制度も
鳥取県産業未来共創補助金〈事業承継促進型〉
事業承継する中小企業等が対象
事業承継手続費、設備導入・改修費、広告宣伝費などを補助
「relay」による事業承継も補助対象

鳥取県産業未来共創補助金〈事業承継促進型〉のページのQRコード

「relay the local 鳥取県」 マッチング第1号

「デリカリカフェ」(倉吉市)
阿出川(あでがわ) 直樹(なおき)さん

阿出川直樹さんの写真

  岡山市から移住し、カレーとコーヒーの店「デリカリカフェ」を今年7月に開きました。惜しまれながら昨年閉店された「天厦同人(てんかどうじん)」から店舗や設備等を承継し、大部分をそのまま使わせてもらっています。条件面もさることながら、「地域の皆さんの役に立ちたい」という前オーナーの想いに共感し、とんとん拍子で話がまとまりました。
  慣れない土地での開業の準備は不安だらけでしたが、関係機関や地元の事業者の皆さんが本当によくしてくださって。今でもいろんなアドバイスをいただいたり、助けてもらってるんですよ。この場所で、永く愛される店になれるよう精一杯やっていきたいと思っています。
阿出川さんとデリカリカフェの外観の写真
事業承継により今年7月に開店した「デリカリカフェ」

デリカリカフェのカレーの写真
こだわりの詰まったカレー。16種類のスパイスをオリジナルでブレンド

【問い合わせ先】 県庁産業未来創造課
電話 0857-26-7246 ファクシミリ 0857-26-8117
事業承継型起業の支援のQRコード



 

 

← もどる    次のページへ →


最後に本ページの担当課    鳥取県 政策戦略本部 政策戦略局 広報課
    住所  〒680-8570
                 鳥取県鳥取市東町1丁目220
    電話  0857-26-70200857-26-7020
         ファクシミリ  0857-26-8122
    E-mail  kouhou@pref.tottori.lg.jp

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000