バトン繋ぐ難しさ解消を目指して
令和3年に県が実施した事業継続に関する調査では、回答した県内中小企業のうち6割近くが「後継者不在」であるとの実態が明らかになりました。
近年では親族や従業員以外の第三者が事業を引き継ぐケースが増え、注目を集めています。しかし個人事業主や中小企業が、自ら承継先を見つけることは容易ではありません。
そこで県は、事業承継マッチングサービス「relay」と連携、「relay the local 鳥取県」を立ち上げました。社名や条件などをWeb上で公開する点が最大の特徴で、マッチングの機会拡大に向け、各方面への働きかけを強化しています。
第三者承継は、後継ぎを探す事業者だけでなく、起業を計画する人にとっても初期投資を抑えられる大きなメリットがあります。事業承継のための補助制度も整え、地域の活力がしぼんでしまうことを防ぐ仕組みづくりを推進しています。
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