県政トピックス<世界水準の学びへ>

世界水準の学びへ ~倉吉東高国際バカロレア(IB)教育が今春本格始動~

  「正解」は与えられるものではなく自ら考え探究するもの。
  倉吉東高校が令和4年9月に認定された「国際バカロレア(IB)」教育の本質はそこにあります。私立校の認定が多い中、倉吉東高校は公立校として日本海側初の認定校となり、全国から注目を集める存在となりました。
  生徒は、6つの科目と3つの「コア」と呼ばれる科目からなる2年間のカリキュラムに基づく学習を通じて、世界に通用する論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力などを身につけます。
  日本の高校卒業資格と、高校3年次の11月に世界一斉に実施される全世界共通試験の成績による修了資格の両方を取得することが可能です。
  英語と数学はなんと全て「英語」での授業。日本語で授業が行われる歴史・理科も「英語」のテキストを使用することがあります。
  現在、1年生の希望者等から選抜された8名の生徒が、今年4月から開始される「IB1期生」として事前指導を受けています。専門教室の整備やPR活動を通じて地域や先生たちの熱意も高まりを見せています。
  倉吉東高校の新たな挑戦に期待が寄せられます。

IB教育認定証の写真
IB教育認定証
世界基準の証であるロゴは厳格な管理を求められる

IB教育プログラムに挑む

倉吉東高校1年
田辺(たなべ) 湊太郎(そうたろう)さん(左)
橋井(はしい) 美汐(みゆ)さん(右)

田辺湊太郎さんと橋井美汐さんの写真

(田辺さん・倉吉西中出身)
  授業の中には自分なりのものの見方や他人との違いについて自覚、考察する「知の理論(TОK)」という探究活動の科目もあり、正解がない難しさを感じることもあります。また、語学力も培われますので、海外の大学を目指すことを考えています。

(橋井さん・赤碕中出身)
  授業は予習が特に大事で、土台を作ってから臨むことを大切にしています。数学のアプローチなどから得た「学び方」を活かして「書く」「話す」力も磨いていきたいです。
倉吉東高校
校長 福光(ふくみつ) (ひろし)さん(右)
IB部主任 (そん) 志連(ちりょん)さん(左)

福光浩さんと宋志連さんの写真

  本校では現在、本格的なIBの準備段階の授業を行っていますが、IB1期生となる生徒たちは自分たちの意思でIBを選択した生徒たちですので、自然体で授業に取り組めています。学校としてIB生たちを全力でサポートしたいと思います。
  また、先日行った地域向けの説明会ではさまざまな立場の方々からご意見やご質問をいただきました。IBのプログラムを本校だけのものとして捉えるのではなく、県全体に波及していくように取り組んでいきたいと思います。

【問い合わせ先】 県庁高等学校課
電話 0857‐26‐7929 ファクシミリ 0857‐26‐0408
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