~はじめに~
本県は夫婦共働き世帯の割合が54.6%(※1)、育児をしている女性の有業率は87.9%(※2)といずれも全国平均を上回り、高い状況である一方、依然として男性の家事・育児時間は女性に比べて短い状況にあります。
女性への家事・育児の負担に偏りは、女性の就業継続やキャリアアップなどに支障をきたし、性別に関わりなく誰もが活躍できる社会の実現を阻む要因にもなります。
そのようなことから本県では、男性の育休取得を促進することとしており、第2次鳥取県女性活躍推進計画(令和5年7月改訂)において、県内企業の男性育休取得率を令和7年度に85%とすることを目標として掲げ、取得促進に取り組んでいるところです。
各企業における男性育休取得促進のためには、経営者や上司のリーダーシップやイクボス・ファミボス(※3)の取組が特に重要となります。
本事例集では、実際に男性育休取得に取り組む企業の事例や男性育休取得による企業メリット、実際の育休取得者の体験談などを掲載していますので、ぜひ、自社において男性育休取得を促進する上での参考としてください!
※1、※2 …総務省「令和4年就業構造基本調査」の調査結果より
※3 …仕事と家庭(子育て等)の両立が出来る職場環境づくりを担い、部下の仕事と家庭の両立を応援するワーク・ライフ・バランス実践リーダーのこと