防災・危機管理情報


みんなで守る地域交通 ~コミュニティ・ドライブ・シェア~

  今年4月、一般ドライバーが有償で旅客を運ぶいわゆる「ライドシェア」が都市部など一部地域で解禁され、関心を集めました。一方、県では"鳥取型"のライドシェア、「コミュニティ・ドライブ・シェア」を推進しています。
  今、人口減少に伴うドライバー不足や利用者減少による事業縮小などを背景に、バスやタクシーなどの交通網から取り残される地域の増大が懸念されています。
  地域交通を支えるバスやタクシーは、重要な生活インフラ。特に車の運転ができない方にとっては欠かせないものです。コミュニティ・ドライブ・シェアは、そうしたサービスが届かなくなる地域をなくすことを目指す取り組みです。例えば住民ドライバーが運行するなど、地域の実情に応じてさまざまな形で交通サービスを創出しています。
  住民、事業者、行政が協働し、コミュニティの絆を生かして地域の交通手段を守る挑戦が広がっています。

コミュニティ・ドライブ・シェアの主な事例

■のりりん(智頭町)
  町や住民団体などが主体となって、交通事業者による運行管理のもとで住民ドライバーが運送業務を実施

■NPO多里まちづくりサポートセンター(日南町)
  住民団体が自ら運営する共助交通。地域雇用のドライバーが運送業務を実施

■ことうらバス(琴浦町)
  町が主体となって、地域の事業者等と連携してデマンドバスを運行

住民ドライバーが活躍! 智頭町AI乗合タクシー「のりりん」

智頭町企画課
西川(にしかわ) (じゅん) さん
西川淳さんの写真

  智頭町では、タクシー事業者の撤退など地域の交通事情が厳しさを増す中、持続可能な共助交通の導入を模索してきました。「のりりん」は、ドライバーを地域住民らが務め、交通事業者に運行管理を委託して運営。AIを活用したシステムで効率的な配車や乗合ルートを算出して運行しています。
  従来の町営コミュニティバスと比較して、より細やかなニーズに応えることが可能。通院や買い物、さらには通勤など日々の交通手段として多くの方に利用いただき、便利で助かると好評です。
  一方で、予約システムへの不満が聞かれるなど改善すべき点も見えてきました。今後も合理化や利便性の向上を図りながら、地域の未来を担う若い人たちにも関わりを深めてもらえるようはたらきかけていきたいですね。
コールセンターの様子
予約の受付や配車の調整などを行うコールセンター。各車の現在地や稼働状況をリアルタイムで確認できる

ドライバーと使用する車の写真
ドライバーはマイカーで運送業務にあたる

【問い合わせ先】 中山間・地域振興課
電話 0857‐26‐7986 ファクシミリ 0857‐26‐8107



 

 

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